個人的に、すっかり新しいステージに入ってしまいました。前途不安ありですが、頑張ります。

スギテツ・ミュージック・サロン2020

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上記コンサートに、勇んで行って参りました。
小さな会場で少人数のお客さんで、開催されるこのなんとも贅沢なコンサートは、
昨年(2019年)から始まったもの。
去年も情報を得ていましたが行きそびれてしまって、心残りだったなあ。一年間待ちました。

今年もコロナ禍でこんなふうで、開催されるどうか・・・と心配していましたが、やってくれました!
ありがとう!
そして、やっぱりとっても楽しかったのです。

スギテツさんについて簡単に

スギテツさんについて、公式サイトに掲載のプロフィールを少々転載させていただきますと・・・

「クラシックを遊ぶ音楽実験室」をテーマに、誰もが知っているクラシックの名曲をさまざまな音楽や環境音とマッシュアップ(=融合)させ、聴くだけでなく観て楽しいコンサート活動を続けるピアノとヴァイオリンのデュオ。

「鉄道」をテーマにした作品も数多く、JR東海のCMなど関連音楽を手がけるほか、鉄道をテーマとしたラジオ番組(FM NACK5「スギテツのGRAND NACK RAILROAD」)のパーソナリティーも務め、2012年日本民間放送連盟ラジオエンターテイメント部門で優秀賞を受賞。2014年にリリースした東海道新幹線50周年記念アルバム「走れ!夢の超特急楽団」が「輝く!日本レコード大賞 企画賞」を受賞。

「クラシックで笑顔を創る」をモットーに、年間100本を超えるステージを全国各地で展開している。

スギテツ オフィシャルサイト プロフィールより

「冗談音楽」と称されることもありますが、クラシック音楽と意外な音楽(!)の融合とか、
ヴァイオリンで奏でる思わず嬉しい擬音を組み込んだ曲とか(踏切、汽笛、パトカーなど・・・)、
それは楽しい。
そしてもちろん、そんなことが出来るからには、すぐれた技量をお持ちなのは当然で、
テクニック、センス、クリエイティビティの高さ豊かさにも唸ってしまう、
大好きなおふたりなのであります。

百聞は一見に如かず、
以下に公式ユーチューブチャンネルより二作埋め込んでおきますね。
この他にも、「【PV】プロローグ「線路は続くよどこまでも」などおすすめです♪

真骨頂のひとつだと思う。
すっごくカッコいい!お気に入りです。

スギテツさんを最初に知ったのはもうかなりかなり前になります。
読んでいた雑誌の記事で、アルバム「刑事クラ」が紹介されていて、
それが気になり切り抜きをしていました。
(当時は「杉ちゃん&鉄平」というお名前でした!)

その後なにかと紛れて数年が経ち、ある日切り抜き整理をしていて記事を再発見。
そうだ、とばかりにCDを購入したのが始まりです。

聴いてみたら、かなり好きでした・・・♪

同じく「杉ちゃん&鉄平」時代の「電クラ」というアルバムが
また大好き(自分が鉄道好きというせいもあるかなあ)。
「山手線上のアリア」はおふたりの代表作だと思っていますし、
収録されている「MY FAVORITE THINGS」のアレンジがかっこよくって、
絶対近々芝居のテーマ曲にする!と心に決めております。

「1年ぶリサイタル」

さて今回のコンサートですが、福岡公演は福岡市中央区の「イズタバイオリン」さんというお店の一室で行われました。
以前は楽器庫だったのを改装して小さなホールになさったとか。
本当に小さな空間で、お客さんも、今回の満員約二十名ほど?かな?

もともと本当にこじんまりとした空間ですが、今年はコロナ禍のために席数もかなり減らしていると伺っています。
去年はもっと詰めて座ってらしたんでしょうね。
でも二十名そこそこでも、がらんとは感じられないくらいのコンパクトさ。
こんな至近距離でスギテツさんの演奏が聴けるなんて本当に贅沢だ、とファンとしては思うのでした。

スギテツさんのコンサートでは「ブラボー」の掛け声がお約束のひとつのようになっているのですが、
今年は掛け声ご法度。
というわけで入り口では紙が配られ、「ブラボー」な時はこれを振ればよい手はずとなっておりました。
さすがです。

こんなの。

今年のコロナ禍の影響で、イベント用に作ったけれどお蔵入りになっていた曲や、
演奏活動実質休止期間に作られた作品が数ある、ためか、
新曲の演奏が多かったかな。


どれもやっぱりかなりよかったので、次回リリースのアルバムに全部入るといいなあと思っています。
次のアルバムにはコンセプトがあるようで、
それに沿う作品ばかりだったかというとそうでもないかもしれず、
それなら全曲収録はないかなあ、と若干不安ではありますが、期待して待ちます。


一番印象が強かったのは「だったん人の“うちで”踊ろう」でした。


「お風呂が湧きました」の音楽が「人形の夢と目覚め」だったとは知らなかった。
この曲、初めの方は弾いたことあるのに。
今ウィキペディアを見たら「ノーリツ製給湯器の湯はりの完了を知らせるメロディに採用されている」
書いてあったので可笑しかった(うちもノーリツです・笑)。
リンナイさんは「パッヘルベルのカノン」でしたね、杉浦さん!

この小さな場所でのコンサートで最も楽しみにしていたのが、
おふたりの演奏を「生音」で、耳と肌で感じることです。

時々ですが、生のステージを見ていても、その「ライブ」「リアル」さを感じられないことが時々あるんです。
自分の感受性のせいかな・・・と思いはするのですが、それでちょっぴり残念な気持ちになることもある。

でも以前、福岡市のアクロス円形ホールという、
こちらもやや小さな会場でスギテツさんのコンサートを聴いた時、
多分最後の曲くらいでしたか、生の音をお楽しみください、とおっしゃって、マイクを外された、ことがあります。(あったと思う、けど記憶違いだったらどうしよう。)

その時に「音」を肌でも聴いた感動が忘れられなくて(繰り返しますが記憶を捏造していたらどうしよう)、
以来「生の音」を追い求めるようになりました。
(その一環として、今年はあいれふホールで行われた上妻宏光さんのコンサートにも行き
堪能して帰ってきましたがそれはまたいつか。)


今回のコンサートでもその喜びを得ることができました。
ああ、有り難い。
おふたりの作る「音」の「質(性質)」を直接感じることもできて、
ああ楽器って、こんな音もたてるんだなあ、と思いました。
澄んだ、きれいな音だ。
特に自分はピアノも練習中なので、たいへん刺激になりました。

というわけで至福のほぼ90分でした。
来年も是非、お待ちしています。

スギテツ オフィシャルサイト


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