「思い出を、超えていけ。」ソフトバンクホークスドキュメンタリー映画を観た
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1993年、福岡の地に、福岡ダイエーホークスの本拠地「福岡ドーム」
(現在は福岡ソフトバンクホークスの本拠地、PayPayドーム)が
開業して昨年で30年でした。
それを記念して昨年は様々なイベントや企画が行われましたが、
同じく記念行事として作られたのが
「思い出を、超えていけ。」というドキュメンタリー映画です。
福岡在住、いつの間にかホークスファンクラブにも入っている福岡市民
(でもなぜか自分のことを中日ファンだと思っている)、
家族に誘われてふとこの映画を観てきました(たまたまですが公開日に)。
実はドキュメンタリー映画は少々苦手なんですが・・・
この作品は観やすかったな。よかったです。
「思い出を、超えていけ。」
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映画本編の冒頭は、しんと静まり返ったPayPayドームです。
その中を、乾いた打球音が、驚くほど大きな音で響きます。
これは練習風景ではなく、コロナ禍最中の無観客試合の様子。
テレビで観戦はしていましたが、映画で見ると、そのさまがよくわかります。
わあほんとに空っぽだ・・・。
そこで選手のみなさんが、試合をしている。
もちろん公式戦。
この不思議さ、想像以上でした。
そのあと、福岡ドーム(PayPayドーム。ヤフオクドームなんて時代もありました)と
ともに歩んだ球団の歴史が、
公式記録フィルムと、
13人の監督、コーチ、選手の皆さんへのインタビューで綴られています。
そうね、福岡に来た(球団というもの、としては帰ってきたとも言う。
以前はライオンズがいてくれてました)
頃のホークスは「弱かった」ものね。
時系列でずらずらと語られるのは苦手だし、退屈してしまうのですが・・・
この映画は作り方が上手かった。
焦点を当てるところがはっきりしていて、選ばれていて、
うまくポイントポイントを絞って語られていて、けしてだらだらしない。
削ぎ落とした構成で飽きさせない。
途中ダレるところがありませんでした。
一気に見られたし、観終わったあと面白かったな、と思いました。
知っていることも多かったですのにね。
インタビューもよかったなあ。
こちらも無駄のない構成。
聞かなくてもいい言葉がない。
選ばれたシーンで作られています。
もちろん、語り手の「だからこそ」が語られていて、とても貴重。
映画館の大画面で、皆さんを見るのっていいなあ。
テレビで見るのとはまた違った魅力が伝わってきます。
インタビューで出演なさったのは以下の13名様です。
- 王 貞治 会長
- 小川 史 さん
- 秋山 幸二 さん
- 工藤 公康 さん
- 小久保 裕紀 さん
- 斉藤 和巳 さん
- 杉内 俊哉 さん
- 和田 毅 選手
- 松田 宣浩 さん
- 長谷川 勇也 さん
- 柳田 悠岐 選手
- 牧原 大成 選手
- 甲斐 拓也 選手
皆さん最後に色紙を書いてらしたのですが、
その文字と写真を組み合わせたスペシャルブックレットを入場時にもらいました。
先着2万名様までということ。
ちょっと嬉しい。
この映画は九州を中心に一部映画館での公開ですし
これをご覧になるのは、まあ、ホークスファンの方に限られるでしょうが
完成度の高いドキュメンタリー映画だと思います。
ちょっと驚いたのがチケットが2400円と突然高額だったこと。
しかもシニア割引などもない(母びっくり)。
これはいったい何でしょうか。
需要少なめと見込まれてるということ?
制作費は他の映画に比べればそう多くはないんじゃないかと思われますが(セットないし)・・・。
まあそれはそれとして。
楽しく拝見致しました。
ひとつのかたちとして
ファンの方ならソフトになった時、手元に置いておかれるのもよいかもです。
(うちは買うのかな?)
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