個人的に、すっかり新しいステージに入ってしまいました。前途不安ありですが、頑張ります。

「第10回博多活弁パラダイス 坂本頼光独演会」

2023年7月13日映画お出かけ,映画,活動写真,活弁,観覧

「博多活弁パラダイス」第10回公演、弁士坂本頼光さんの独演会に行ってきました。
当会公演に行くのは3,4回目になります。

会場は福岡市美術館の一階、ミュージアムホール。
地下鉄大濠公園駅からですと大濠公園を半周歩いて行き着くことになります。

折しも上天気、午後1時すぎの日差しは強烈。
暑い中日傘を差してとことこと汗をかきかき、会場に到着しました。

大河内傳次郎特集

今回の公演は「大河内傳次郎特集」。
大河内傳次郎といえば戦前日本時代劇映画の大スター。
バンツマ、アラカンらと並ぶビッグネーム・・・
ということは知っていましたが、主演映画を見たこともなかったし、
お名前以上のことはほぼ知らなかったのが実際です。
今ウィキペディアを見たら、おお。素はこんなお顔なのか。

大河内傳次郎」ウィキペディア記事

今回の上映は「血煙荒神山」と「忠次旅日記」。
「忠次旅日記」は大好評を博した伝説の名作ながら長くフィルムが失われていたものが、
1991年に広島の民家でその一部が発見されたということ。

これがものすごく面白かったんです。

100分の上映時間、ぐぐっと惹きつけられて観ていました。

「血煙荒神山」「忠次旅日記」

「血煙荒神山(1929年)」は残存フィルムが少なく、20分の上映。
清水次郎長と吉良の仁吉のどちらもをスター大河内傳次郎が二役こなします。

吉良の仁吉というとつい「ドカベン」を思い出しちゃうなあ・・・。

画質は多少見づらくもありましたが、喧嘩のシーンは迫力もあり、
登場人物の個性が立っていて、楽しかったです。

「忠次旅日記」は国定忠次の逃避行から最終的にお縄になるまでの物語で
全三部作のうち第二部と第三部のそれぞれ一部がひとつに纏められての上映でした。

国定忠次も、名前は知っているし「赤城の山も今宵限り」のセリフも聞いたことがありますが
実際どんな物語かというとほぼ知りませんでした。
ほおそんな話だったのか。

(ちなみに忠次は実在の人物で、ウィキペディアを読むと実際はやはり“ヤクザ”だなあ。
でも講談や映画ではヒーローなのですね。そう語られる部分もあったんだろうな。)

「国定忠治」ウィキペディア記事

連れていた、友人の遺児勘太郎との旅、心を残しながらの勘太郎との別れ、
潜伏先の商家でのひとこまとそこを去る経緯、
持病の中風の悪化に苦しみながら、多くの人に助けられあるいは失望させられ旅を続ける忠次。
ついに一度捉えられるも、子分たちの活躍で奪還され国定村に帰還を果たすが
しかし・・・。

ストーリーも描き方も面白く、画面、表現も趣があって美しい。
忠次があるいはカッコよくあるいは悲哀を醸しだし、痛快だったり辛かったり、
それぞれの場面での演技が実に見応えあり。
さすが「幻の傑作」でした。
面白かった♪

弁士さんと楽士さん

今回弁士さんはもちろん坂本頼光(さかもと・らいこう)さん(本名!)。
博多活弁パラダイスでもおなじみの弁士さんです。
好き。

しかし弁士さんってすごい。
20分プラス100分の上映を休憩なし、立て続けに語りっぱなし。
プロだなあ、鍛えてらっしゃるなあと思いました。

そして今回は三味線の生演奏付き!これは豪華。
上映中ずっと、即興で演奏なさっているそうで、これもすごい。
楽士さんは浪曲三味線の広沢美舟さん。
お人形さんのようにきれいな方でした。
佇まいがすてきー♪
映画にぴったり添って一体となり溶け込んでしまう、見事な演奏でした。

カツベン節

さていわゆる客入れの音楽が何故か気になったわたし。
歌詞の「パイのパイのパイ」から検索して、どうやら「東京節」らしいということにたどり着きました。

「東京節」は大正時代に流行したいわゆる俗謡だそう。

「東京節の歌詞の意味」

いろんな方がカバーしてらっしゃるようですね。
そのたびに少しずつ変化しているみたい・・・

この日聞いたのも歌詞の一部が明確に違う。
「酔わせて泣かせて笑わせて」って聞こえるなあ・・・
というわけでしつこく探したところ、どうやら当曲は「カツベン節」だったようです。

「カツベン節」は映画「カツベン」のエンディング・テーマで、歌は奥田民生さん。
おお、きっとこれに間違いない。すっとした。

「カツベン節」(歌詞)

映画「カツベン」見るとしよう♪

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