ピアノ・レッスン20210624・ピアノは映す(みじかい空色)

ピアノ・レッスンピアノ,創作

福岡市の緊急事態宣言が開け、稽古場も再開されたので、久しぶりにピアノを弾きに行った。
多分一ヶ月以上間が空いていたと思う。
ほぼ弾けなくなってるだろうなーと思っていたけど、指は案外覚えていた。
よかった。

弾いているうちに、なんとなく心のなかに、 黒いもやもやが見えてきた。
このもやもやは何だろう。
落ち着かなさはなんだろう。

見つめているうちに、ここしばらくずっと抱え込んでいた、気掛かりなことが、ふと明らかになった。
ああ、これか。
思ったよりずいぶん根が深いな。

そのもやもやは、弾いているうちにどんどん膨らんで巨大になって、
最早弾いてはいられないくらいになってきた。
怖くて怖くてたまらなくなってきた。
今すぐピアノに蓋をして、うちに帰って、
なにか出来ることはないか探して足掻いてみたくなった・・・
が 、ともあれ時間まで弾きおおせた。

以前も似たようなことはよくあった。
ピアノを弾き始めると、心のわだかまりがどんどん明らかになってくる。
それは、一時は、芝居関係のことが多かったから、
ピアノの稽古場と芝居の稽古場が同じ施設だから
場所が引き金になっているんだろうと思っていた。

そしてここしばらくはそんな現象にも見舞われず、
ピアノに集中できていたように思うんだけど・・・。


ピアノを弾く。 ということは恐ろしい事かもしれない。

せっかく弾いているのだから、鍵盤に集中出来ればいい。
悩みがあったとしても、それが吹き飛ぶほど集中して、
弾き終わればとてもさっぱり、となればいいのに。

それを目指しながら、それでも、
ピアノが心を炙り出すと知ったこともまた、 感動的でないこともなかった。

弾くとか書くとか作るとか。
心の奥底に触れることが伴うものは恐ろしい。

恐ろしい、と感じられて、よかった。