あじさいの一日
日曜日の昼下がり、筥崎宮に行ってきました。
午後2時過ぎ、今思えば一番暑い盛り(笑)、でもあじさい苑はとても涼やかで爽やかで、すっきりとした気分にしてくれました。
筥崎宮とあじさい苑
福岡市地下鉄貝塚線に乗って箱崎宮前駅で降りると参道はすぐそこです。
鳥居をくぐって本殿まで進むと、特に何の日でもないのにお参りには列ができていました。
観光の方もいらっしゃるのかな。
並んでお参りを済ませたあと、御朱印を頂戴しました。
多分期間限定のもの。
1000円で御朱印をいただくと、300円の、あじさい苑の入場券もついていました。
書き置きを承知で御朱印をお願いすると、なんと紙ではなく透明のシート。
これがとってもきれい。
本堂西奥のあじさい苑は一年のうちでも6月の一ヶ月限定の開園だそう。
行った日はちょうど見頃だったとのことで、
確かにさまざまな種類のもの、可憐あり、大輪あり、
色も豊かなあじさいが数々咲き誇っていました。
入場者も多かったのでしょうが、順路がくねくねとしているせいか適度にばらけて、
混雑している感じはありませんでした。
途中腰掛けられる小さな広場もあり。
クラシック音楽が奏でられる時間もあるそうで、多分あの広場で演奏されてたんだろうな。
苑の外にはあじさいの花手水もありました。
華やか涼しげで明るい気分にしてくれましたよ。
境内には鳩の餌の販売機が置いてありました。
鳩と遊ぶ家族連れの姿など、微笑ましい限りでした。
ピアノリサイタル
夕方からは、筥崎宮すぐすぐそばの「宮の杜ギャラリーもも庵」さんで1時間くらいのピアノリサイタルを聴きました。
この「もも庵」さんではリサイタルやライブが時折開催されているよう。
階段を上ったところで靴を抜いでリサイタル会場へ。
この日の菅谷怜子さんのリサイタルは
「筥崎宮あじさいと楽しむメディテーションコンサート」と銘打たれており、まさにこの日にぴったり。
演奏プログラムは以下のとおりでした。
バッハ:ゴールドベルク変奏曲よりアリア
ベートーヴェン:悲愴ソナタ第2楽章
シューマン:トロイメライ
ショパン:雨だれのプレリュード
シューベルト:即興曲作品90−3
ドビュッシー:月の光
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ピアノを聴く時はホールが多く、閉じられた空間なのですが、
ここもも庵さんは、ピアノのむこうの窓が一面ガラス張りになっており、
お宮の豊かな木々と、塀が見渡せます。
趣ある風景を見ながらのピアノはまた格別。
奏者さんうしろの壁は鏡張りなので広く見えて開放感があり、
鏡に写った奏者さんの指の動きがよく見えました。
いいコンサートだったなあ。
たっぷり豊かに楽しんだ一日でした。
箱崎にはあまり足を向けないのですが、味わいたっぷりの町だと思います。
今回行けなかった「ブックスキューブリック箱崎店」や「天井桟敷」への訪問を誓い、
他にもあれこれ心惹かれる場所を見つけながらこの日は帰宅。
初夏の心地いい一日でした。
多少暑くても出かけると楽しいこともありますネ。
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