個人的に、すっかり新しいステージに入ってしまいました。前途不安ありですが、頑張ります。

「殺しのダイヤグラム」を読んだ話

2023年6月15日推理小説,,読書

ネット古書店さんで買い込んだ推理小説アンソロジー「殺しのダイヤグラム」という本を読みました。
なかなか面白かったですよ。

「トラベル・ミステリー3」と銘打ってあるので、アンソロジーのシリーズなんでしょうね。
本の題名の「殺しのダイヤグラム」という作品は載っていません。
収録作品は以下の七篇です。
表題に反して時刻表ミステリーは多くはなかったかな。
数編懸賞応募作も混ざっています。

終電車 大島秘外史
恐風 島田一男
自動信号機一〇二号 角免栄児
ひかり号で消えた 大谷羊太郎
歪んだ空白 森村誠一
寝台急行《月光》 天城一
グリーン寝台車の客 多岐川恭

内容を確かめずに通販で買ったので、昭和11年発表の作品から始まってやや驚きました。
その他の作品も昭和26年、35年、46年、51年発表のもの。
かなり昔ですね。
以前の作品というのはその当時のさまが随所に読み取れて楽しいものです。
さすがに11年はすごいと思いましたが。


文庫版としては1983年の初版。その前にトクマノベルスとして発行されているので、本としての成立がいつかはちょっとわかりません。
古いけれど、どの作品も今読んでもじゅうぶん鑑賞に耐えましたよ。

特に好きだったのはやっぱり森村誠一の「歪んだ空白」。
王道アリバイ崩し時刻表ものでしたから。
「恐風」は凝ってたと思います。

やっぱり推理小説って好きだなあ。
そしてトラベル・ミステリー、
分けても時刻表ものが大好きなのです。
また読もう。


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Posted by Mel